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​映画におけるシラット

​ シラットを知るきっかけとして、一番メジャーなもののひとつは映画でしょう。シラットは様々な映画のアクションシーンに採用されていますが、中でも有名なのが「ザ・レイド」シリーズではないでしょうか。

 イコ・ウワイス先生、ヤヤン・ルヒアン先生、チェチェップ・アリフ・ラーマン(セセプ・アリフ・ラフマン)先生はアクション俳優でありながら、元々シラットの先生ですからシラットのアクションそのものです。

 もちろん映画用のアクションではあるのですが、各先生の流派独特の動きがあって、それがまた非常に興味深いです。

 私はキラーマスター役のチェチェップ先生に少しだけシラットを教わる機会に恵まれたのですが、先生の流派(パンリプール派)の特色である、後足をにじらせて相手と距離を詰める歩法(ランガー)が「ザ・レイド2」で使われていて興奮した覚えがあります。​

 「ザ・レイド」ではヤヤン先生の2対1の戦いが圧巻でしたね!

 シラットのアクションを前面に押し出した映画シリーズですので、シラット映画で何かいいの​ないかな?と言う人はまずはザ・レイドシリーズから観てみてはいかがでしょうか。

 イコ・ウワイス先生が好き!という方は出世作の「ザ・タイガーキッド 〜旅立ちの鉄拳〜」をご覧になられるといいかも知れませんね。ストーリーはともかくとして(笑)、シラットアクションはさすがですし、個人的には冒頭のカランビット・ジュルスに興味があったりします。

​ あとは「ヘッド・ショット」ですかね。記憶喪失の主人公が戦いの中で少しずつ記憶を取り戻していく、というお話で、こちらも軽快なシラットアクションが出てきます。

 あと映画でシラットアクションと言って忘れてならないのが「ジェイソン・ボーン」などのボーンシリーズでもバリバリのシラットアクションが演じられています。

 また「コンサルタント」のアクションもシラット!シラットは今やムービーアクションシーンの一角を形成しています。

 変わり種ですとエイリアンと戦う「スカイライン 奪還」ですかね。シラットを練習しておけばエイリアンが来ても何とかなるかもしれません(笑)。

 逆にシラットがっかり映画と言えば何と言っても「スターウォーズ/フォースの覚醒」ですね。いや、シラット3大映画俳優が3人とも出ていてシラットしないのでシラット映画ではないんですけど、シラットしないんかーい!という意味で私的に最高にがっかりな映画です。

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